【コラム】スポーツマンってコンサルタントに向いてるよね!というお話

Column

こんにちは、今回からこのサイトにコラム記事を書かせていただく烏野と申します!

簡単に自己紹介をすると、updraftで広報やマーケティングを担当しながら、コンサルティングを行っている関連会社で経営企画や新規事業のサポートを行っています。経歴は東大を卒業後、しばらく就職せずにフリーのライターとして活動していたので「ちょっと変わったお兄さん」だと思ってください。

さて、当サイトは「スポーツに関わる人のキャリア支援」がコンセプトということで、今回はコンサルティング会社に勤めている僕からみると、「スポーツマンってコンサルタントに向いてるよね!」というお話を書こうと思います。

コンサルタントとは、簡単にいうと「問題解決屋さん」のことです。契約した企業のプロジェクトに参加して、売上の向上を考えたり新しいアプリをリリースするお手伝いをしたりと、仕事の内容は多岐にわたるのですが全部ひっくるめて「問題解決屋さん」って認識でOKです。

さて、updraftの関連会社(株式会社MOVER&COMPANY)では、そのコンサルタントに必要なスキルを『3つのC』と表現しています。

まず1つ目は’Comunication’。字のごとくコミュニケーション能力なのですが、その中でも理解力や伝達力を重視します。

相手の立場や背景を理解したうえで必要な情報を引き出し、自分の考えを伝える力は外部の企業に関わるコンサルティングという仕事でとても大事なのです。

このコミュニケーション能力は、体育会系の人の多くが身につけていると思います。集団競技をやっている人は仲間との意思疎通や連携が大事ですし、個人競技でも顧問やコーチの指示を的確に受けとり練習や試合で発揮することが必要です。

そのため普段からスポーツを本格的にやっている人の多くは、コンサルタントに求められるコミュニケーション能力がすでに身についているのです。

次に2つ目は’Commitment’。ちょっと難しい単語ですが、「遂行力」という物事を最後までやり遂げる力のことを指します。

コンサルタントという仕事は普段からクライアント(契約した企業)の要求に応え続け、「このコンサルにならお金払ってもいいな」と思ってもらう必要があります。

そのためには、「この製品売れるんかな」という商品の売上向上や、「こんな納期にアプリのリリースなんて間に合わないよ!」というオーダーにもドンドン応えていく必要があるのです。

本格的にスポーツをやっている人たちは、大会で優勝するためやチームで優秀な実績を出すため、日々厳しい練習や自己研鑽に励んでいることと思います。なぜそのような厳しい環境に耐えられるかというと、チームで何かを成し遂げる喜びや、自分の成長が目に見えて実感できる喜びを知っているからだと思います。

このチームで成し遂げる喜びや成長を感じる喜びというのは、コンサルティングだけでなく様々な仕事において「やりがい」として実感できます。世の中の多くの人が平日朝早くから通勤ラッシュに揉まれ、8時間の仕事をこなすのはもちろんお金のためでもありますが、やはり仕事の「やりがい」を実感できるためです。

この「やりがい」を感じる喜びこそが遂行力の原動力となります。何かを成し遂げる喜びをスポーツを通して実感できるスポーツマンの皆さんは、きっと遂行力があるのだと思っています。

そして3つ目は’Composition’。かなり難しい単語ですが、情報を集めたり分析することで想像力を働かせ、物事を解決する仮説をたてる「構成力」という力のことを指します。よくわかんないですよね。

たとえばコンサルタントの仕事で「商品Aの売上を2倍にしてください」というオーダーがあったとします。2倍にするための策をうつ前に、まずは商品Aがなぜいまの売上に留まっているのかを調べる必要があるんですね。いわゆる情報収集です。

この情報収集では、たとえば各店舗の売上の数値を比較したり、SNSでお客さんの口コミをチェックしたりして、「あーこの店舗の売上が伸び悩んでいるのか」とか、「あー商品Aはライバル会社のこの商品より価格がちょっと高いのか」とか、そういういまの売上に留まっている理由が分かるわけです。

そこで、売上を2倍にするためには「この店舗の売上を強化するために広告を打つのはどうだろうか」とか、「商品の値段をさげて販売数をUPすればよいのでは」とか、そういった仮説をたてて策をうつことになるわけです。

この情報収集→情報分析→仮説を立てるという流れがいわゆる「構成力」なのです。

おそらくこの’Composition’、「難しいなあ」という印象になる人も多いのではないでしょうか。とはいえ、実はあなたの身近の人がこの’Composition’を日々発揮しているハズです。

いまよりも選手・チームを強化するためには何が必要で、ライバル選手・チームは何が強くて、ではどうすればより選手・チームが勝てるようになるのか。そう、あなたの顧問・コーチ・キャプテンなど「頭を使って選手・チームを強化する担当の人」は、日々この「構成力」でもってスポーツと向き合っているのです。

そのため、そうしたいわゆる頭脳班の考えや行動を見てみることで、自然と「構成力」の活かし方や磨き方も身についてくるはずです。そしてもしあなたがそうした頭脳班の役割を担っているとしたら、おそらく既におのずと「構成力」が磨かれているはずです。

さて色々と書きましたが、冒頭で「スポーツマンってコンサルタントに向いてるよね!」と語った理由が分かりましたでしょうか。

もちろん、コンサルタントというのは数多くの仕事の内のひとつです。自身のキャリア形成を考える中で、「コンサルタントって仕事面白そうだな」とか「あの仕事は僕に合ってそうだな」とか、空いた時間でぜひ世の中を広く見て考えてみてください。

そしてupdraftはそうした皆さんのキャリア支援にきっと役立つはず!ぜひ皆さん、今後もupdraftをよろしくお願いしますね。