【イベントレポート】2025年12月14日育成フォーラム〜磨く力・導く力〜を開催しました

Event, News

教育・スポーツの第一線で活躍する指導者が登壇

2025年12月14日(日)、グレイドパーク新宿駅前にて、教育・育成に関わる教員・指導者を対象とした「育成フォーラム 〜磨く力・導く力〜」をリアル開催いたしました。

自ら考え、想いを形にしようと行動し続ける人は、どのように育つのか。
そして、その想いと向き合うとき、大人はどんな存在であるべきなのか。

当日は二部構成で進行し、第一部では北海道日本ハムファイターズ北山亘基選手の講演を、第二部では渋谷教育学園渋谷中学・高等学校高橋進路部長、智辯学園和歌山高等学校 野球部中谷監督、TOiRO株式会社代表 鶴巻翔平によるトークセッションを行いました。

多様化し、さまざまな価値観が混在する社会。 教育・育成の現場では、「これで正しいのだろうか」と悩みながらも、 その時々で最善の判断が求められています。 本フォーラムでは、そんな時代における「答えなき育成の本質」をテーマに、 登壇者・参加者が一体となりそれぞれの経験をもとに語り合いました。


■ 講演会 第一部

自らと徹底的に向き合い続け、想いを形にするための考え方とは

第一部では、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの北山投手が登壇。 これまでの歩みから現在に至るまでを年表で振り返りながら、インタビュー形式で考えをお伺いしました。

当時の意思決定や、両親・周囲からの関わりは今の北山投手にどのような影響を与えているのか。 そして、彼が行動し続け、成果を出すための原動力は、どこにあるのか。

ご家族や周囲の人から注がれた愛情と厳しさ、そして中学時代にご両親から迫られた選択と決断。 その一つひとつの経験が、現在まで続く「覚悟」と「徹底した行動」を形づくってきたと、北山投手は語ります。

「人間として成長し続けたい、魅力的な人でありたい」という強い自己成長欲求と、 「夢中になって取り組み続ける」童心を忘れない姿勢。 それこそが、自分自身を磨き続けるための原動力であると語ってくださいました。

また、成果が特にクローズアップされがちなプロ野球選手という立場であっても、 自分の軸を持ちながら、必要な過程を一つひとつ踏み、準備と行動を徹底することの重要性についても言及されました。

ドラフト8位での入団から1軍昇格、そして開幕投手への抜擢に至るまで。 チャンスを掴み取るために重ねてきた準備と行動の裏側についても語っていただきました。

さらに北山投手は、高校時代から自身の特性をデータとして可視化・分析するパーソナリティ診断を活用してきたことにも触れました。
講演会に先立ち体験いただいた「to-beレポート(人の無意識の行動傾向を可視化するレポート)」の結果も投影しながら、 「この結果は、今の自分の意識の表れです」と語り、自身の思考や行動と照らし合わせて言語化する場面が印象的でした。

講演の最後には参加者の皆さんに向けて、 「他人のようで家族でもあり、家族のようで他人でもある相手に対して愛情を持ち、それぞれが自分軸で考え、行動できる人を増えたらいいなと思う。影響力のある立場として、道標となれる存在でありたいと思っています」 とメッセージを伝えてくださいました。

育成年代の教育・育成に関わる参加者の方々からは、北山投手の講演を通じて、

「これまで自分が大切にしてきた関わりは、間違っていなかったと感じられた」
「生徒・選手に対して、これからどのように接していくべきかのヒントが得られた」

といった声が寄せられ、日々の指導を振り返るきっかけとなった様子がうかがえました。


■ 講演会 第二部

導くとはどういうことか、教員・指導者としていかに子供に関わるべきか

第二部では、渋谷教育学園渋谷中学高等学校 進路部長高橋正忠先生と、智辯学園和歌山高等学校 野球部 中谷仁監督、TOiRO株式会社代表 鶴巻翔平が登壇し、「自主自律型人材の育成」というテーマについてのスペシャルトークセッションを行いました。

参加者の皆様への事前アンケートをもとに作成した5つの教育・育成に関する問いに対して、各テーブル内でのディスカッション・対話を通じて会場全体が一体となって議論を深めました。

トークテーマ:
  1. 子供達を磨き・導く立場として現場で感じている課題・違和感は何か?
  2. 正解を知りたい生徒が増えている中で、どうしたら自分の意思を持った自主自律型人材を増やせるか?
  3. 一人一人の理想の進路を実現するために子供達にどのような関わりをするべきか?
  4. 保護者対応の時間が増えているこの現状は健全か? 教育者・指導者は自主自律型人材を増やすために保護者とどのように関わっていくべきか?
  5. 教育者・指導者は自主自律型人材を増やすために子供達とどのように関わるべきだろうか?

参加者の方々からは、子どもたちへの関わりについて、「教員間の熱量の差をどのように埋めていけば良いのか」「熱量を持って関わりたいが、一線を超えて深く関わることが良しとされづらい時代の流れに難しさと葛藤を感じている」といった、ご意見が出ました。

正解を求める子供達が多い中で「自主自律型人材」を育てるには、というテーマにおいてはゲスト登壇者のお二人からは「いかに失敗をさせるか、失敗やミスしても世界が終わらないことを教えていくか」「痛い経験や失敗を通じて”気づかせる”、覚悟を持って意思決定を正解に持っていくことの重要性を伝えていく」というご自身の現場で実践されている指導論についてお話しいただきました。

指導者・教育者として保護者の方々といかに関わっていくかという観点においては、保護者の方々からうまく子どもたちに距離を取らせながらも、保護者の方々と”一緒に”子どもたちの未来に本気で向き合う姿勢を見せていくということも伝えていただきました。

最後に、指導者・教育者としてご自身としてどのように子どもたちと向き合っていくか、という点においてゲスト登壇者のお二人からは、「厳しさも含めて愛情を持って本気でぶつかる」「大人も間違うし、自分も完璧じゃないということをあえて見せていくこと」そんなメッセージをいただきました。

トークセッション全体を通じて、参加者・登壇者の全員が真剣な眼差しで想いを馳せられている様子、会場内が熱気に包まれるほど白熱した議論や対話の様子からは、参加された方が、それぞれの教え子や選手の姿を胸に抱きながらテーマに向き合われていることが感じ取れる空間となりました。


■ クロージングトーク

熱意のある社会を作るのは、”教育”の力でしかない

クロージングトークでは、TOiRO株式会社代表鶴巻から、現在の日本における”熱意の欠如”という社会構造の欠陥・課題意識と、それを変えるために必要な”教育の力”について、事業立ち上げの背景を踏まえて参加者の皆様にメッセージを送りました。

クロージングセッションの冒頭では、「6%」という数字を提示。これは、日本において”熱意を持って働いている”と感じている社員の割合を示す。

これは世界の中でも最下位の数字であり、大きな社会問題であること、それを変えていくのが教育の力であることについて代表の鶴巻は語ります。

社会の現状と教育の力と可能性についてのメッセージを聞いた参加者の皆さまは、一斉にスライドを写真に収めていただく姿が見られ、課題意識と想いの強さを物語っていました。

最後に代表の鶴巻は、我々単なる教育ツールの提供にとどまらず、教育現場への「真剣伴走」を徹底し、教育・指導者の皆様と一緒に現在の日本の現状を変えていく教育を実現できるよう本気で向き合っていく覚悟を述べ、会を締めくくりました。


■ 今後について

TOiRO株式会社では、今後も教育・育成に関わる想いを持った人々が集い、問いを共有できる場づくりを継続していく予定です。

本フォーラムで生まれた気づきや対話が、それぞれの現場での実践につながっていくことを願っています。


■ 会社概要

会社名:TOiRO株式会社

所在地:〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3丁目7−12 清話会ビル 3F

事業内容:キャリアトレーニング事業、HR事業

URL:https://updraft-sport.jp

お問い合わせ先:careertraining.updraft@10color.jp

※当イベントならびに弊社サービスへのお問い合わせは上記からお願いいたします。