ICT /データを活用した高校生アスリート向けキャリアトレーニング、名門星稜高等学校にて開始
育成年代から、より本質的な進路決定ができる準備を。松井秀喜選手、本田圭佑選手を輩出したスポーツ名門校で新たな取り組みを開始
人生100年時代を生き抜くためのキャリア教育プラットフォームを提供するTOiRO株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役:眞野目 悠太)は、2021年5月24日、スポーツキャリアトレーニング事業「updraft」にて、星稜高等学校(石川県金沢市) Pコース※1の1・2年生149名を対象に、アスリート育成年代に特化したキャリア教育「アスリートキャリアトレーニング」を実施しました。本取り組みでは、部活動で培った能力を社会で活かせる能力に変換するキャリアの土台づくりを目的に通年で全6回の講義をオンラインで実施します。
※1:部活動で全国大会出場を目指しながら、学業との両立を果たすコース。強化指定部活動である野球部・男子サッカー部・男女陸上競技部・男女剣道部・女子バレーボール部・男女スキー部・男女トランポリン部の生徒が対象。
- 「アスリートキャリアトレーニング」提供開始の背景
アスリートとしての競技時間が増える時期と進路・進学を決める時期が重なり、競技引退後の次のキャリアを送るための十分な準備や経験を積むことが難しく、これまでもアスリートのキャリア形成における課題は指摘されていました。
日本のトップアスリートの約半数が引退後の就職先に不安を抱えており、「ビジネス社会で自分の能力が通用するのか」「職場に復帰して、自分の能力がついていけるのか」など、多くの選手がキャリアに不安を抱えています。※2
これまでは競技者としての人生を終えてから次の人生の準備する「セカンドキャリア」という考え方が一般的でしたが、これからの時代を生きるアスリートには、アスリートとしての夢を追いかけつつ、現役のうちからその他の可能性にも挑戦し、次のキャリアに向けた準備を並行して行う「デュアルキャリア」という考えをもつことが重要です。※3
updraftは、アスリートのキャリアにおける課題解決のためには育成年代に対するキャリア教育に取り組む必要があると考えています。また、「スポーツだけではなく、生徒たちが新しい時代に対応していくために必要な知識や能力を身につけ、思考力や表現力、多様性等を育成する新たな取り組みを取り入れたい」という星稜高等学校進路指導課の方々のご要望を受け、本取り組みの実現が決定しました。
※2:(出典) JOC「JOC強化指定選手・オリンピアンのセカンドキャリアに関する意識調査(平成22年)」
※3:(出典)スポーツ庁委託事業「スポーツキャリアコンソーシアム」
- 取り組み概要
目的・コンセプト:
リアルな社会情勢にふれ、高校生年代の今から準備すべき「キャリア資本」を作る
対象:
星稜高等学校 Pコース 1・2年生 149名
講義テーマ ※一部抜粋:
・スポーツ経験を社会に生かすキャリアの考え方と気をつけるべき6つの落とし穴
・将来を考える第一歩、キャリアビジョンを描くために必要な土台作り
・自分自身の資質と行動特性を理解する「自分の活かし方」「成長の仕方」
実施時期:
2021年5月〜2022年2月 全6回(オンライン開催)
- アスリートキャリアトレーニングの特徴
スポーツ庁委託事業「アスリートキャリアコーディネーター」のアセスメントツールとしても採用されている「ビノベーション®️レポート」を講義に活用。スポーツで培った資質をデータ化することで、自分自身の深い理解につながり、一人ひとりが個別のキャリアを描く手助けをします。
ビノベーション®️レポート画像
- 5月24日 初回講義
初回となる今回は「スポーツ経験を社会に生かすキャリアの考え方と注意点」というテーマで、スポーツ経験を社会に生かすために必要なキャリアの考え方と、気をつけるべき落とし穴について、体育会学生の就職活動から紐解く今からやるべき6つの準備と先輩が陥っているキャリア選択の課題という観点から情報提供とワークを実施しました。(オンライン開催)
5月24日 講義の様子
大学生になってから就職や、将来について考えるのではなく、育成年代から自分自身のキャリアを真剣に考える習慣を身につける。星稜高等学校の皆様と一緒に、新しいアスリートキャリアトレーニングの基準を創出して参ります。(担当トレーナー:TOiRO株式会社 取締役 鶴巻)
<星稜高等学校について>(URL:https://www.seiryo-hs.jp/)
石川県金沢市にある学校法人稲置学園が運営する私立中高一貫学校。
建学の精神“誠実にして社会に役立つ人間の育成”に基づき、学業・部活動の両面に力をいれている。全国大会常連校の野球部、サッカー部を筆頭に各部活華々しい成績を収め、松井秀喜選手や本田圭佑選手をはじめ、多くのトップアスリートを輩出。また、土曜特別授業の“GROW! SEIRYO PROGRAM”では、キャリア教育や国際理解を柱としたプログラムを取り入れるなど、時代の変化に伴う様々な教育課題に対しての新しい教育の形を模索し続けている。
<スポーツキャリアトレーニング事業「updraft」について>(URL:https://updraft-sports.jp/)
早期に自主自律型人材を育成することを目指し、小学生〜大学生年代のキャリアトレーニング、チームビルディングトレーニング、スポーツ関連学生限定インターンシップ・就職活動支援、サッカークラブの経営支援などを実施してきました。updraftでは、「日本のキャリア教育課題を解決する」という当社ビジョンにこめた想いに沿って、今後もより一層アスリートのキャリア課題の解決に取り組んでいきます。
<TOiRO株式会社について>(URL:https://10color.jp/)
スポーツ庁委託事業「スポーツキャリアサポートコンソーシアム」加盟
ビジョン:日本のキャリア教育課題を解決する
熱意のある社員は6%で世界最下位水準。出世したい国ランキングアジア最下位。入社後すぐに後悔する新卒が60%と、日本の現状としてキャリアにおいての課題が多く、私たちはこの現状を変える為に、若年層キャリア教育の成功事例・ノウハウが日本で一番集まっている場所(キャリア教育プラットフォーム)を構築し、教育機関・個人・企業へ成功事例やノウハウを循環させる事により、未来に希望を抱く若者を増やします。
■会社概要
社名 TOiRO株式会社 https://10color.jp/
HDURL https://mover-company.co.jp/
所在地 東京都千代田区神田三崎町3-7-12 清話会ビル3階
設立 2019年11月22日
代表者 眞野目 悠太
■本リリースに関するお問い合わせ
TOiRO株式会社
広報
森高 佑香
Mail:info@10color.jp